[2020年02月08日]

百度石忘れられをり針供養

高木晴子(1915~2000)

針供養が春の季語。針祭、針祭る、針納、納め針、供養針なども同意の季語です。
針を休めて、折れた針のために供養する日。関東では2月8日、関西や九州では12月8日に行われます。その年に使って折れた針を淡島堂に納め、裁縫の上達を祈ります。淡島さまは、和歌山県加太町の淡島神社を本社として、各地に淡島堂という名前のお堂があります。東京では浅草寺境内にあるのがよく知られています。
この句の「百度石」は、社寺の境内にある百度参りの標識のこと、「百度参り」は、社、その境内の一定の距離を百回往復し、そのたびに拝礼をすること。これは、頼みごとをかなえてもらうために、同じところを幾度も通うことを意味します。
この句は、針供養に来ている人は、大事な百度石を忘れてお参りしている、と皮肉っています。
作者たかぎ・はるこの紹介は、2006年3月31日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・連日、新型ウイルスでメディアは大騒ぎ。日本各地では、「マスク不足現象」。人々は、オイルショック時のトイレットペーパー不足現象と同じ心理状態なのでしょうね。ネットによるデマには気を付けましょう。

投稿者 m-staff : 2020年02月08日 10:01

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