[2020年02月10日]

春あさくえりまきをせぬえりあしよ

室生犀星(1889~1962)

春あさ(浅)くが春の季語。春浅し、浅き春、浅春(せんしゅん)も同意の季語です。
春浅しは、立春を過ぎてもしばらくの間は、冬と同じような寒さが残っており、いまだ自然の様子も春らしい感じが整っていない季節を言います。江戸期の歳時記には、季語として認められていませんでしたが、明治になって使われるようになりました。「早春」とほぼ同じ季節感を持っていますが、「浅し」と踏み込むことによって新しさが感じられますね。
この句では、春始めの寒さに、襟足に視点を置いて、マフラーをしなくては寒々しく見える、と詠っています。
作者むろう・さいせいの紹介は、2005年6月20日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・中国の保健当局は、新型肺炎の感染者が3062人増え、合わせて4万171人になったと発表。また死亡した人は97人増えて908人になりました。10日から企業活動が再開、感染拡大がどうなるか心配ですね。

投稿者 m-staff : 2020年02月10日 09:45

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