[2020年02月23日]

みじかきがよけれ手紙と蘆の角

田中裕明(1959~2004)

蘆(あし)の角(つの)が春の季語。蘆の芽、角組む蘆、蘆の錐なども同意の季語です。
池や川の縁などの湿地に生えるイネ科の多年草。地下茎は長く横に伸びて、春になると、角の形をした鋭い芽を出します。これを蘆の角、蘆の錐と言います。春浅い水辺に突き出した蘆の芽は、季節の息吹を感じさせてくれますね。春は若蘆、夏は青蘆、秋は蘆刈、冬は枯蘆と呼び、古くから詩歌に詠まれています。
この句の面白さは、取り合わせです。手紙と蘆の角が短ければ短いほど良いなんてなかなか考えられませんね。
今日は天皇誕生日(1960年2月23日生まれ、還暦)。新型コロナウイルスの影響で宮中参賀は中止とのこと。
作者たなか・ひろあきの紹介は、2011年8月21日を参照。
(出典:辻 桃子著「俳句の草木」、創元社、2003年刊)
・今朝の朝日新聞によると、昨年12月29日、最も早く7人の感染者を受け入れた武漢の感染症対策最重要拠点病院の張定宇院長の発言が注目されます。同院長は、未知の感染症と格闘し始めてまもなく、事態の重大さを認識、同僚の医師らに自分たちが「嵐のど真ん中にいる」と覚悟したそうです。1月23日に封鎖された武漢は、いま疲弊の真っただ中にいます。

投稿者 m-staff : 2020年02月23日 09:56

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