[2020年03月08日]

春潮といへば必ず門司を思ふ

高浜虚子(1874~1959)

春潮が春の季語。春の潮も同意の季語です。
春になると海の潮の満ち引きはとても大きくなります。満潮の時は、冬の間には見られなかったほどの高さまで潮が上がってきて、反対に干潮になると遠くまで潮が引いてゆきます。春の潮は冬の鉛色から藍色に変り、旅人を誘います。
この句では、玄界灘に面した九州の港の門司に思いを至らせています。作者にとっては、おそらく誰かを送ったとか、別れたとかそうした思い出があった港なのでしょうが、ここではそれを述べず、ただ藍色の海と門司の港を詠っています。
作者たかはま・きょしの紹介は、2005年1月7日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・新型コロナウイルスの感染症が世界を制覇する勢い。中国と日本を除いて、確認された国と地域は94か国、感染者は2万3446人、死亡した人は473人。非常事態宣言を出した国と地域が増えています。何はともあれ封じ込めることに全力で立ち向かわねばなりませんね。

投稿者 m-staff : 2020年03月08日 09:57

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