[2020年03月15日]

ヒアシンス花満ちにけり座右の春

日野草城(1901~56)

ヒアシンスが春の季語。風信子(ふうしんし)も同意の季語です。
この花は鉢植えや花壇などでよく見かけます。水栽培も盛んに行われていますね。ユリ科の多年草球根。地中海沿岸地方の野生種から園芸種が作られました。江戸時代に渡来し、風信子と呼ばれました。秋に植えた球根は芽を出して冬を越し、春になるとピンク色、紅色、青紫色などの小花が固まって咲きます。花はよい香りがしますね。
この句の「座右」は、座席の右が転じて、かたわら、そばを意味します。春が来た喜びをかたわらにヒアシンスの花が満ちているのを見て喜んでいる様子を詠っています。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 上巻」、創元社、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2020年03月15日 18:00

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