[2020年03月16日]

鷹鳩に化して晴天濁りけり

松根東洋城(1878~1964)

鷹鳩に化すが春の季語。鷹化して鳩となるも同意の季語です。
中国古代の天文学による72候の一つで、24節気でいう啓蟄の第3候。陰暦の2月で、いまの暦ではおおよそ3月16日から20日ごろに当たります。もとより非科学的な言葉ですが、春の幻想的な気分を反映していて、古くから歳時記に取り上げられています。
この句では、春のおだやかな気配の中では、鷹は鳩に変身してしまい、なぜか晴天が濁ってゆくと詠っています。
作者まつね・とうようじょうの紹介は、2006年1月14日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)

投稿者 m-staff : 2020年03月16日 18:04

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