[2020年03月17日]

ころころと老婆生きたり光る風

相馬遷子(1908~76)

光る風が春の季語。風光るも同意の季語です。
うららかに晴れた春の日に、柔らかい風が吹きわたり、風に揺らいでいるような風景の、まばゆい明るさを「風が光る」と表現しています。夏には「風薫る」といいますね。
この句では、光る風の中、いささか気分を出して、女性のほうが長生きすることを「ころころと生きたり」とちょっぴり皮肉を込めて詠っています。面白い表現ですね。
作者そうま・せんしの紹介は、2005年5月2日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2020年03月17日 18:20

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