[2020年03月20日]

花ぐもり田にしのあとや水の底

内藤丈草(1662~1704)

花ぐもり(曇)が春の季語。養花天(ようかてん)も同意の季語です。
花曇りとは、桜の花が咲くころの曇り空を言います。3月から4月ごろは、日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過するため、3日から5日の周期で、天気が目まぐるしく変わりますね。移動性高気圧が通った後には天気が急速に下り坂に向かいます。
この句では、桜の花が咲いているのですが、曇り空の中。小川の水の底に、田螺が棲んでいた跡が残っているのを作者は見つけました。
作者ないとう・じょうそうの紹介は、2010年6月15日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)

投稿者 m-staff : 2020年03月20日 18:29

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