[2020年03月23日]

春暁やくらりと海月くつがへる

加藤楸邨(1905~93)

春暁(しゅんぎょう)が春の季語。春あかつき、春の暁、春の曙、春夜明け、春曙なども同意の季語です。
春暁とは、東の空が白みかけるころの春の夜明けを言います。かの「枕草子」の冒頭には「春は曙」とあり、秋の暮とともに日本の美を代表するものとされています。暁は曙よりも早い時間を指し、春の朝はもっと遅い時間ですね。
この句では、春の暁のころに、海月(くらげ)がくらりとくつがえるという表現に面白さを感じますね。「く」が3つ、リズム感もよろしく響きます。
作者かとう・しゅうそんの紹介は、2005年1月22日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)

投稿者 m-staff : 2020年03月23日 18:38

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