[2020年03月25日]

一つ渡る濁世の橋や花筏

白澤弓彦(1952~2006)

花筏(はないかだ)が春の季語。花散る、落花、散る花、散る桜、花吹雪、桜吹雪、飛花、花屑、花の塵なども同意の季語です。
落花は、桜の花が散ること言います。花時には強い季節風の吹くことが多くみられますね。「花に嵐」とも表現されます。満開の桜が散るのは残念ですが、その散り際を潔しとして、「花は桜木人は武士」なぞと粋がって見せます。
この句では、橋の多い目黒川の花見を想像させてくれます。いくつも橋を花筏が過ぎてゆきます。それも濁世(じょくせ)の一つの世界でしょうね。
このごろの新型コロナウイルスの感染状況では、おちおち花見もままなりませんね。
作者しらさわ・ゆみひこの紹介は、2007年1月9日を参照。
(出典:白澤弓彦著「白澤弓彦句集」、邑書林、2006年刊)
・東京五輪・パラは、1年ほど延期。妥当な措置ですね。アメリカ原子力空母「セオドア・ルーズベルト」の乗組員3人が新型コロナウイルスに感染、5000人が乗船しています。大変ですね。WHOによると、感染が確認された国と地域は198。死者の数は1万6231人。パンデミックが加速しています。

投稿者 m-staff : 2020年03月25日 09:49

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