[2020年03月26日]

みちのくの緑は蕗の薹よりぞ

福田蓼汀(1905~88)

蕗の薹が春の季語。春の蕗、蕗の芽、蕗の花なども同意の季語です。
蕗の薹を摘んで食べるとほろ苦い風味があります。味噌にすりこんで入れたり、てんぷらにすると春の食卓が一層楽しくなりますね。キク科の多年草。雪解けを待ちかねたように、緑色の花穂を土の中から出します。キク科に属していますが、その外側は大きな薄緑色をした葉に幾重にも包まれています。蕗の薹に出会うと春のなったと思いますね。古代から食用に供されていますが、江戸時代になって俳句で多く取り上げられるようになりました。
この句では、ストレートに、みちのく地方の春は、蕗の薹の緑から始まる、と詠っています。今年で9年目を迎えた11日の東日本大震災記念日は、新型コロナウイルスに影響されて寂しいものとなりましたね。
作者ふくだ・りょうていの紹介は、2005年3月10日を参照。
(出典:「蝸牛 新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・「東京が危ない」。一部のマスコミは、新型コロナウイルスが、都内の繁華街にある夜間営業中心の飲食店で、クラスターと呼ばれる感染者の集団が発生している模様と報道しています。世界で感染者が40万人を超え、亡くなった方は、イタリアで7500人を超え、スペインでも3400人にのぼっています。すさまじさに呆然としますね。

投稿者 m-staff : 2020年03月26日 09:59

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