[2020年04月08日]

灌仏会摘みしれんげはすぐ萎へ

細見綾子(1907~97)

灌仏会(かんぶつえ)が春の季語。花祭、仏生会、誕生仏、仏誕会、花の塔なども同意の季語です。
今日はお釈迦様の誕生日。各地のお寺では法会が行われます。お釈迦様は無憂樹(むゆうじゅ)の花の下で生まれ、七歩歩いて天と地を指して「天上天下唯我独尊」と唱えたといわれています。そのとき、天の神々が降りてきて香水で洗浴し、また八大竜王が甘露の雨を降らせてりんよくさせたことにちなんで、誕生仏に甘茶や香湯をそそぎ祝います。今年は新型コロナウイルスのせいでこの行事は取り止めるところが多いと聞きました。
この句では、花祭りのために、せっかく摘んだ蓮華の花がすぐに萎(しな)えてしまった、と詠っています。良いことは長く続かないと言っているようですね。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・政府が発令した「緊急事態宣言」の中で「外出を自粛せよ」とあります。「自粛」とは、自分で自分の行いを慎むことですが、果たしてどこまでこれを実行する人がいるでしょうか。とても心配ですね。中国の武漢が2か月半ぶりに都市封鎖を解除しました。しかし一方で、ネット上では見切り発車ではないかの意見もあり、元通りになるのは時間がかかりそうです。

投稿者 m-staff : 2020年04月08日 09:46

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