[2020年04月10日]

時間からこぼれてゐたり葱坊主

橋 閒石(1903~92)

葱坊主が春の季語。葱の花、葱の擬宝なども同意の季語です。
葱は、食用として花の咲く前に収穫された後、種を取るものだけを
畑に残しておきます。晩春のころになると、葉の間から茎をのばして、その先端に白い細い花をたくさん球状につけます。形が橋の欄干の擬宝珠に似ているので「葱の擬宝珠」ともいい、また、遠くから坊主頭が並んで見えるところから一般に「葱坊主」と呼ばれるようになりました。
この句では、風に揺れている葱坊主が、時間を超越した別次元のものとしてとらえていますね。時間からこぼれるという表現に惹かれます。
作者はし・かんせきの紹介は、2005年5月4日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・9日、新型コロナウイルスで東京都ではこれまでで一番多い181人の感染者を確認、島根県では初めての感染者を確認するなど、37の都道府県で576人感染者が新たに発表されました。クルーズ船を除いて国内感染者は5548人、まだまだこの勢いは続きますね。

投稿者 m-staff : 2020年04月10日 09:59

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