[2020年04月11日]

わらび山三間幅の雨とおり

宇佐美魚目(1926~2018)

わらび(蕨)山が春の季語。蕨、蕨手、初蕨、早蕨(さわらび)、煮蕨、干蕨なども同意の季語です。
子供ころ、北海道の山野で、春になると蕨狩りをしていました。ウラボシ科の多年草。3月から4月にかけても萌え出てきた蕨は、その先が子供の握りこぶしに似ているところから「蕨手」とも言います。様々な食べ方があり、煮蕨に筍を加えたもの、蕨汁、蕨飯、海苔にくるんで、てんぷらなどにしますね。またそのまま、卸し大根につけたり、ポン酢で食べたりします。
この句の「三間」は、1間が約1.8メートルですから、約5.4メートル。蕨のよくとれる山で蕨狩りをしていたところ、急に三間幅の雨が通っていた、と詠っています。なじみの薄い表現に面白みを感じました。
今日は、メートル法公布記念日。
作者うさみ・ぎょもくの紹介は、2006年6月21日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」、創元社、2005年刊)
・WHOは、新型コロナウイルスの日本での感染状況について、「感染経路のわからないケースが多く報告されている」としたうえで、一部の地域では対策を強化する必要があると指摘。まったくその通りで「緊急事態宣言」をした地域では検査や隔離がもっと行われるべきでしょうね。

投稿者 m-staff : 2020年04月11日 09:52

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7228