[2020年04月25日]

石濡らす小雨の見えて松の芯

鈴木六林男(1919~2004)

松の芯が春の季語。松の緑、初緑、緑立つ、若緑なども同意の季語です。
春も終わりごろになると、広がった松の枝の先に、10~30センチほどの、蝋燭を立てたような軸心が突き立ってきます。はじめは白い綿毛のようなものをかぶっていますが、しばらくするとそこから若々しい緑の新芽が勢いよく吹き出してきます。まことに「緑立つ」という言葉にふさわしい姿ですね。近くの農家の庭先の松も勢いよく松の緑が鮮やかです。
この句では、晩秋の小雨が石を濡らしているそばで、松が枝先から芯を突き立てて勢い良く空に向かっている、と詠っています。
作者すずき・むりおの紹介は、2005年5月7日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
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投稿者 m-staff : 2020年04月25日 09:47

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