[2020年04月29日]

荒東風やみどりをふやす土饅頭

黒田杏子

荒東風(あらこち)が春の季語。東風、こち風、正東風、強東風、朝東風、夕東風、雲雀東風、梅東風、桜東風なども同意の季語です。
春になり、東あるいは北東から吹いてくる風のこと。この太平洋から大陸へのやや冬の感じを残す風に当たると寒気がゆるんでようやく春が来たと感じます。しかしながら、海洋では荒い波をともなったり、ひどくなると時化を呼ぶ強い風でもありますね。
この句の「土饅頭」は、土を饅頭のようにまるく盛り上げた墓のこと、その墓に強い東風が吹いている、と詠っています。私は、先の大戦で亡くなった人のお墓に見えました。
今日は、昭和の日。2007年に制定された祝日で、日付は昭和天皇の誕生日である4月29日が当てられています。その趣旨は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いを致す」としています。ゴールデンウィークを構成する祝日の一つでもありますね。
作者くろだ・ももこの紹介は、2005年6月1日を参照。
(出典:平井照敏編「現代の俳句」、講談社学術文庫、1993年刊)
・新型コロナウイルスの感染で、ブラジルに要注意。感染者が7万1886人、死者数は5017人。ヨーロッパを旅行したのちにブラジルに戻った人から感染が始まり、現在はサンパウロを中心に貧困地域などで急速に感染が広がっています。ボルソルナ大統領は5月11日にも経済活動を再開させる考えを示しています。しかし、無理でしょう。ブラジルは経済的に脆弱な状態ですので心配ですね。

投稿者 m-staff : 2020年04月29日 09:54

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