[2020年05月07日]
南風や帽の中なる眉うごく
藤田湘子((1926~2005)
南風が夏の季語。南風(みなみ)、南吹く、正南風なども同意の季語です。
夏の吹く季節風のことで、南または南東の暖かくて湿った風を「南風」といい、「みなみ」「なんぷう」と呼んでいます。やわらかく吹き続いて、青葉を茂らせますね。
この句では、明るい夏の日の海辺で、つばの広い帽子をかぶった女性が、吹いてきた南風にふと眉を上げて、遠い海を見つめています。南風に誘われた微妙な動きをとらえていますね。
作者ふじた・しょうしの紹介は、2005年4月22日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・中東のイランでは、新型コロナウイルスの感染者の減少傾向を受けて、4月中旬から経済活動を段階的に再開させましたが、5月に入って新たに確認される感染者が4日連続で増加しています。これまでに10万1650人、死亡した人は6418人。要注意の国は、ロシア、ブラジル、それにイランですね。
投稿者 m-staff : 2020年05月07日 09:37
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