[2020年05月12日]
燦燦と日裏日表風若葉
原 コウ子(1896~1988)
風若葉が夏の季語。若葉、谷若葉、山若葉、若葉風、若葉雨、若葉寒なども同意の季語です。
初夏を迎えると、木々はみずみずしい若葉をつけて、目に染みるような光景となります。樹木の種類によっては遅速や色彩が異なりますが、若葉の状態から、俳句では山若葉、庭若葉、若葉風、若葉雨などと表現します。また木の種類によっては柿若葉、椎若葉、銀杏若葉などと言い表しますね。これは常緑樹、落葉樹の区別なく用いられます。
この句では、若葉風が吹いている中で、太陽が燦燦と照っていて、日光の当たる面と当たらない面にも若葉の息吹が感じられると細やかな目を向けています
作者はら・こうこの紹介は、2005年11月5日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・新型コロナ問題のどさくさ紛れに検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案が十分な審議を経ずに国会を通りそうです。検察が一部の政治家の言いなりになる可能性のある改正案など論外ですね。
投稿者 m-staff : 2020年05月12日 09:18
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