[2020年05月24日]

あらはれて流るる蕗の広葉かな

高野素十(1893~1976)

蕗の広葉が夏の季語。蕗、蕗の葉、秋田蕗、伽羅蕗なども同意の季語です。
蕗は、キク科の多年草で芹や三つ葉などと同じく日本原産の野菜。山野に自生していますが、畑でも栽培します。春になると土から花茎を出し、これが蕗の薹で、伸びて白い花を咲かせます。花とは別に、長い柄のある大きな葉を出し、良い香りがするので葉柄を食用にします。醤油で煮詰めたものが伽羅蕗、甘く煮ることもあります。この葉の特に大きなものが秋田蕗です。北海道では蝦夷蕗と呼ばれ、大きな葉でしたね。
この句では、いきなり蕗の大きな広い葉が表れて、小さな川を流れてゆく情景をとらえています。
作者たかの・すじゅうの紹介は、2005年2月23日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・マスクの生産に、ユニクロのファーストリテイリングが参加、通気性のよい「エアリズム」の素材を使って、この夏にも販売を始めるとのこと。マスクの生産をめぐっては電機メーカーをはじめ、異業種の参入が相次いでいますが、衣料品大手の参入でマスク不足の解消につながりそうですね。。

投稿者 m-staff : 2020年05月24日 09:47

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