[2020年05月25日]

緑蔭に並びて薄茶給はりぬ

武原はん女(1903~98)

緑蔭が夏の季語。翠蔭(すいいん)も同意の季語です。
コロナ禍で外出を自粛させられていますが、緑の多い季節は戸外に出て新鮮な空気を吸いたいものですね。「緑蔭に憩う」という表現があります。暑い夏の日を歩いていて木陰に入るとさわやかな涼しさが感じられます。木々の間からのぞく青空、木洩れ日の動き、子供たちの声、ベンチでの語らい、昼寝など、公園の緑蔭は森林浴もかねた憩いの場です。
この句では、仲のよい仲間と緑蔭に憩う作者の明るい喜びが表現されています。「薄茶」が効果を挙げていますね。
作者たけはら・はんじょの紹介は、2005年3月16日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・緊急事態宣言が解除された後は政府の「基本的対処方針」に沿って、段階的に社会活動のレベルを引き上げてゆくことや感染が再び拡大する場合に備えて医療体制の維持や検査体制の強化を図ることが盛り込まれています。現在。安倍政権はこれまでにない支持率低下になっています。ここは気を引き締めてしっかり対処してほしいと思います。

投稿者 m-staff : 2020年05月25日 09:48

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