[2020年05月28日]

百合ひらく甲斐駒ヶ岳目を覚まし

福田甲子雄(1927~2005)

百合ひらくが夏の季語。百合、山百合、白百合、鬼百合、姫百合、笹百合、鹿の子百合、鉄砲百合なども同意の季語です。ユリ科の多年草。地下に球状の鱗茎を持っていて、1茎に一つまたは数花を開いて強い香りがします。古くは百合といえば山百合を指し、野生の百合の代表ですね。百合は世界各地に分布しますが、取り分けわが国は百合の王国とも呼ばれています。
この句の「甲斐駒ヶ岳」は、山梨、長野県の県境にあり、南アルプスの北端にある標高2967メートルの山。甲斐駒、東駒とも呼ばれています。この句では、百合の花が開いて甲斐駒ヶ岳が目を覚ました、とその地に住んでいることをわかるような表現をしています。
作者ふくだ・きねおの紹介は、2006年2月5日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 上巻」、創元社、2004年刊)
・アメリカのアブナイ大統領は、ソーシャルメディアを閉鎖する可能性を示唆、対決姿勢を強めています。事の発端は、大統領のツイッターへの投稿にツイッター社が事実確認を促す注釈をつけたことによります。これを大統領選挙への介入と怒り、言論の自由に反すると例によって相手を恫喝しています。

投稿者 m-staff : 2020年05月28日 09:44

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7279