[2020年05月30日]

のつたりと河馬浮き上がる薄暑かな

清水 昶(1940~2011)

暑(はくしょ)が夏の季語。
薄暑は、やや暑さを覚える気候のこと。5月も半ばを過ぎると、少し体を動かすだけで汗ばむような感じがしますね。暑さまでとはゆかず、肌に触れる風や光も柔らかく心地よい気分で過ごすことができます。5月の関東地方は気温が20度ぐらいで、高くなると25度から28度にもなります。蔭を求めて、風を求めたくなります。
この句は、2012年6月30日に作られました。薄暑のころ、動物園の河馬がゆるやかにうねりながら浮上していると詠っています。今日は、作者の7回忌、今頃は火の酒でもなめていることでしょうね。作者は、「少年」をテーマに一生詩を追い求めていました。
作者しみず・あきらの紹介は、2014年5月30日を参照。
(出典:清水 昶「俳句航海日誌」、七月堂、2013年刊)
・29日の新型コロナウイルスの感染者は、北九州市で28人、東京都で26人、空港の検疫で10人など合わせて74人。モグラたたきのような状態ですね。第2波の動きが緊張を強いています。

投稿者 m-staff : 2020年05月30日 09:28

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7283