[2020年06月01日]

衣更へ晩年の計ほどほどに

角川源義(1917~75)

衣更へが夏の季語。更衣(ころもがえ)、衣更ふも同意の季語です。
衣替へは、もともと平安時代に始まった宮中の儀式の一つ。天皇をはじめ貴族たちは衣をかえることはもちろん、室内の装飾も夏向きに変えました。これが江戸時代になると幕府が制度として定め、一般庶民の間にも広がりました。現在では、一斉に更衣をする風潮は薄れ、6月1日と10月1日の行為を守っているのは学生の制服とサービス業関係の職場が中心のようです。
この句は、私のように後期高齢者にでもなれば、計画だった1年よりも、自然の気候に合わせてゆるやかに従ってゆきたいものですね。
今日は、気象記念日、写真の日など。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・北九州市では、同じ小学校に通う児童が新型コロナウイルスに感染しました。このほか市内では、別の小中学校でも児童、生徒の感染が確認されていて、クラスターが発生しました。神奈川県でも高校、中学校、小学校が授業を再開しました。今後の学校の推移が注目されますね。。

投稿者 m-staff : 2020年06月01日 09:29

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