[2020年06月06日]

顔つけしあとの泉の明るしや

鷲谷七奈子(1923~2018)

泉が夏の季語。泉川、やり水も同意の季語です。
泉は、地下を流れる水が地表の分け目から湧き出て、その水を湛えているもので、清涼感から夏の季語とされています。古くは「泉」と「清水」は区別をせずに使われてきましたが、泉は湧水が湛えられた状態、清水は湧いてくる水の清さ、を指していますね。汗をかきながら山道を歩いていて、清冽な水に出会うと暑さも疲れも吹っ飛んでしまいますね。
この句では、山道を歩いた後に、泉に顔をつけた時の印象を明るく表現しています。
作者わしたに・ななこの紹介は、2006年3月9日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親の横田 滋さんが5日に亡くなりました。87歳。合掌。安倍総理の「痛恨の極み」とか「断腸の思い」という言葉がなんと空々しく聞こえることでしょうね。

投稿者 m-staff : 2020年06月06日 10:01

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