[2020年06月07日]
守宮ゐて昼の眠りもやすからず
上村占魚(1920~96)
守宮(やもり)が夏の季語。家守、守房、壁虎(やもり)も同意の季語です。
マンションの中庭の「風の広場」で守宮を見つけました。じっくり見ようとしたところ、あっという間に草木の間に紛れてしまいました。
ヤモリ科の爬虫類。蜥蜴に似ていますが、頭が大きく、尾が短く、鈍重な感じ。指の裏に吸盤を持っています。よく人家に住み着いているので「家守」の名前があります。一見して気味が悪いので嫌がられますが、夜間に出てきて、悪い昆虫を取り有益な動物ですね。
この句の作者は、昼間の守宮の動きに妨げられて、ゆっくり昼寝もできないとこぼしています。
作者うえむら・せんぎょの紹介は、2006年6月27日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・黒人男性が白人の警察官に押さえつけられて死亡した事件からまもなく2週間が経ちますが、全米各地はもとより世界の各地でも抗議デモが続いています。デモ隊がアブナイ大統領へ抗議していることを本人はわかっているのか、いないのか、わからない国ですね。デモ隊の新型コロナウイルスへの感染が心配です。
投稿者 m-staff : 2020年06月07日 09:54
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