[2020年06月09日]

老を鳴く鶯思へきのふけふ

斎部路通(1649~1738)

老を鳴く鶯が夏の季語。老鶯(ろうおう)、夏鶯、乱鶯、残鶯なども同意の季語です。
裏の武山で鶯が盛んに鳴いています。春早い時期に人家の近くで囀っていた鶯は、夏になると次第に山のほうへ移動してゆきますね。鳴き声もホーホケキョという囀りからチャッチャッという控えめな地鳴きに変ってゆきます。昔はこれを生気が失われた、老いた鳴き声ととらえて「老鶯」と呼びました。
この句では、その老いた鶯の昨日今日の状態をよく考えてあげてください、と詠っています。
作者いんべ・ろつうの紹介は、2011年3月18日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・WHOによると、コロナの感染者が世界で1日に新たに13万6000人以上確認され、これまでで最も多くなったとして感染の拡大に懸念を表しました。ユーロッパの感染状況は一段落していますが、世界的には悪化しています。緊張が続きますね。

投稿者 m-staff : 2020年06月09日 09:34

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