[2020年06月25日]

薫風や朱もあざやかに鯨肉

佐川広治

薫風が夏の季語。風薫る、薫る風、風の香なども同意の季語です。
青葉や若葉を渡ってくる風の匂うような感じを「風薫る」といいます。青嵐よりは、柔らかくてさわやかさを感じます。さらに、青嵐が色を感じた言葉であるのに対して、薫風は匂いに重きを置いています。もともとは中国の詩人が夏の初めに吹く南風を「薫風」と名付けたことに由来しますが、いずれにしても詩情あふれる言葉ですね。
この句では、朱の鮮やかな鯨の肉に対して、薫風を取り上げて、一層の匂いの印象を際立たせています。そういえば、鯨の肉を食べたのはいつか思い出せませんね。
作者さがわ・ひろじの紹介は、2007年2月18日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・梅雨前線の影響で九州北部では大雨が降っています。土砂災害や、低い土地への浸水や川の氾濫に厳重な警戒が必要ですね。長崎県佐世保市では、3時間で181.5ミリの雨が降り、大雨になっています。今朝方、千葉県銚子沖で最大震度5弱の地震がありました。震源の深さは36キロ、横須賀はちょっと揺れました。

投稿者 m-staff : 2020年06月25日 09:08

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