[2020年07月05日]

浅草に来てところ天すすりけり

吉屋信子(1896~1973)

ところ(心)天が夏の季語。心太、石花菜、こころぶろ、こころてん、心太突きなども同意の季語です。
江戸時代から町中の氷屋などで庶民に愛されてきたさわやかな夏の食べ物。天草を日にさらして、水に浸してつき、それを簀子(すのこ)上に干し、さらに煮て溶かし、袋で濾して砂や石を取り除き、型に入れて固めたものを冷水に入れておき、心太突きで突き出して、それに酢、醤油、蜜などを入れて食べます。天草採りは、学生時代に何回か訪ねた三宅島では女性が海に潜って採っていましたね。
この句は、何のけれん味もなく、素直に浅草の甘味店で友人と心太をすすっている光景を表現しています。いいですね。
作者よしや・のぶこの紹介は、2006年1月3日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・熊本県では、記録的な大雨で川の氾濫や土砂崩れにより広い範囲で被害が出ています。梅雨前線の影響で6日にかけて西日本と東日本に非常に激しい雨が降る恐れがあります。警戒を続けましょう。

投稿者 m-staff : 2020年07月05日 09:43

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