[2020年07月06日]
カーテンの太しく垂れて明易き
星野立子(1903~84)
明易(あけやす)きが夏の季語。短夜、明易し、明早し、明急ぐなども同意の季語です。
夏至が過ぎると夜が最も短くなり、すでに午前4時ごろには空が白んできます。俳句の場合は、そのような物理的な夜の短さだけではなく、まだ眠り足らないうちに、いつしか戸外が白んできて、何かやるせないわびしさが胸をよぎるといった心持に重きをおいて実作していますね。
この句では、部屋の重々しく太いカーテンにポイントを当てて、夜が早く明けていく様子を詠っています。
作者ほしの・たつこの紹介は、2005年2月9日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・都知事選、小池百合子氏、再選。順当。梅雨前線の影響で熊本、鹿児島、宮崎県など九州南部で被害甚大。関東地方も今週は大雨に警戒が必要ですね。
投稿者 m-staff : 2020年07月06日 09:41
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