[2020年07月07日]

涼風を通す柱の黒光り

桂 信子(1914~2004)

涼風が夏の季語。涼し、涼気、朝涼、夕涼、晩涼、水涼し、庭涼し、鐘涼しなども同意の季語です。
夏は暑いものとあきらめている時に、思いがけなく、さあっと風が吹いてきます。暑さと涼しさは光と影のような関係にあります。照り付ける太陽の下から木陰などに入るとほっとする涼しさに出会いますね。人は、暑さから逃れるために海や山に出かけたり、あるいは水を打つなど、様々な工夫を凝らします。今年は、コロナ禍で熱中症対策もままならぬようです。
この句は、旧家の黒光りする大黒柱を、涼風が吹き抜けてゆくと表現しています。
今日は、小暑。24節気のひとつ。この日から暑気に入ります。七夕は秋の季語。
作者かつら・のぶこの紹介は、2005年6月4日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・福岡県、佐賀県、長崎県に「大雨特別警報」が発動中。記録的な大雨で九州地方は最大級の警戒が必要とされています。関東地方もこのところ荒天続きで体調に影響が出そうです。お気をつけください。

投稿者 m-staff : 2020年07月07日 10:34

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