[2020年07月12日]
雷に怯えて長き睫かな
日野草城(1901~56)
雷(いかづち)が夏の季語。雷(かみなり、らい)、雷鳴、雷雨、はたた神、遠雷、日雷、雷神、落雷、迅雷なども同意の季語です。
今年は、梅雨前線が停滞して日本列島のあちこちで悪さをしています。梅雨前線による豪雨は温暖化の影響もあってか毎年恒例になりましたね。「地震・雷・火事・親父」の中で一番おとなしくなったのは親父だけです。雷は、夏に最も多くみられ、雲の中の電気がほかの雲、または地面との間に放電するときに生ずる火花は、2キロから4キロもの長さになるといわれています。くわばらくわばら。
この句では、長い睫の妙齢のご婦人が雷に怯えている姿が何ともいわれませんね。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:「ラジオ深夜便 誕生日の花ときょうの一句」、NHKサービスセンター、2010年刊)
・北海道白老町でアイヌ文化の発信拠点となる国立施設「ウポポイ」が今日オープンしました。ここには「国立アイヌ民族博物館」をはじめアイヌの古式舞踊を披露するホールなどが整備されています。アイヌ文化の復興発展が期待されますね。新型コロナウイルスへの対策の徹底が望まれます。
投稿者 m-staff : 2020年07月12日 10:02
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