[2020年07月20日]

てんと虫一兵われの死なざりし

安住 敦(1907~88)

てんと(天道)虫が夏の季語。瓢虫(てんとうむし)も同意の季語です。
テントウムシ科の甲虫で、小さい球を半分にしたような丸い形、あるいは楕円形で、甲に赤や黒の斑点があり、可愛らしい虫ですね。最も一般的なのは七星天道虫で、ほとんどは貝殻虫を食べる益虫。後ろの翅を割って飛ぶ姿は人をメルヘンの世界に誘い込むようです。
この句の作者は応召されていました。この句は、前書きに「8月15日終戦」とあります。まるで、てんと虫よ、死なずに国に帰ってきたぞ、と叫んでいるように思えます。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・アブナイ大統領は、新型コロナの感染が再び拡大しているアメリカで、マスクの着用を義務付けるべきという声に、「全米での着用の義務は必要ない」と発言しています。問題に対する認識の欠如にあきれ返ってしまいますね。

投稿者 m-staff : 2020年07月20日 09:22

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