[2020年07月22日]
瓜もみの加減も慣れて大暑かな
中村汀女(1900~89)
大暑が夏の季語。
大暑は、24節気のひとつ。暦の上ではこのころが夏の暑さの頂点とされています。「暦便覧」には「暑気いたりつまりたるゆへなれば也」とあります。蒸し暑さと大雨が降り、夏の土用に入りますね。
この句の「瓜もみ」は、胡瓜や白瓜を薄く刻んで塩をかけて揉み、三杯酢などかけた料理をいいます。夏の季語。ここではその瓜もみの塩加減も慣れた頃がちょうど大暑の季節になったと詠っています。季重なりの句ですが、もちろん大暑が強く効いています。
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・観光需要の喚起のための「Go Toトラベル」が今日からスタートします。政府のやり方を見ていると、これは「トラベル」ではなく、「トラブル」ですね。政府主導の政策はどれもうまくゆきません。民間にまかせてそれをサポートするほうがうまくゆくような気がします。税金を上手に使ってください。
投稿者 m-staff : 2020年07月22日 09:32
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