[2020年07月28日]

蛍くさき人の手をかぐ夕明り

室生犀星(1889~1962)

蛍が夏の季語。源氏蛍、平家蛍、蛍合戦、蛍火、初蛍、恋蛍なども同意の季語です。
近くの縦貫道下の小川で蛍を見たことがありますが、埋め立てられて姿を見かけなくなりました。
蛍の熱を持たない光は、恋の炎幻想の象徴にもなりますね。蛹からかえった蛍は、草の露だけを吸いながら地上で2週間ほど過ごし、その間に雌雄が互いに光の交信をしながら愛を交わします。まさに光の中で一生を過ごす昆虫です。蛍をつまむと、青臭い匂いが手のひらに残ります。
この句では、夕明りの中で、その蛍をつかんだ人の手をかいでいる作者の動作が印象的ですね。
作者むろう・さいせいの紹介は、2005年6月20日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・WHOは、新型コロナの世界全体の感染者の数が過去6週間で2倍近くの1600万人に増え、死者数も64万人に上がるとし、パンデミックが加速し続けていると発表。カナダ、中国、韓国は大規模な感染を抑え込めたと指摘、世界の状況から見て、日本やオーストラリアは比較的感染者の数が少ないとみています。さあ、この後、日本はどうなるのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2020年07月28日 09:32

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