[2020年08月08日]
曲家の籬木槿の咲きみちて
山口青邨(1892~1988)
木槿(むくげ)が秋の季語。きはちす、もくげ、花木槿、木槿垣なども同意の季語です。
今、マンションの庭の白い木槿が満開になっています。アオイ科の落葉低木。中国が原産で、日本では庭木、生垣として広く栽培されています。高さは3メートルほど。朝に咲いて夕べにはしぼむ1日花ですが、花期は8月から10月まで咲いています。韓国の国花。
この句の「曲家(まがりや)」は、かぎ形に曲がった平面を持つ家のことで、馬屋などに使われます。特に岩手県の南部地域を中心にみられます。また、籬(まがき)は、竹や柴、木槿などを粗く編んで作った垣のことを指しています。槿花一朝の夢といいますが、元気そうな木槿を見ると、はかなさはあまり感じられませんね。
作者やまぐち・せいそんの紹介は、2007年12月14日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2004年刊)
・気象庁が省庁として異例となるホームページへの広告掲載を決めたことについて、国土交通省の労働組合は、「防災情報を表示する気象庁ホームページの財政基盤は国が責任を持つべきだ」として広告の掲載に反対する声明を発表。気象庁の関係者は、予算全体が増えない中でなんとかやりくりする中で生まれた話と準備を進めています。広告は掲載しないほうが良いと思います。
投稿者 m-staff : 2020年08月08日 09:34
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