[2020年08月13日]

秋すだれ素顔さやかに人に逢ふ

柴田白葉女(1906~84)

秋すだれ(簾)が秋の季語。簾名残、簾外す、簾納むなども同意の季語です。
秋簾は、夏を過ぎてもなお秋の日差しを避けてつられてある簾をいいます。鎌倉の小路などで見かけますね。色のややさびた秋簾には風情があります。秋涼を覚えるころには外してしまわれます。その何気ない光景が人情の機微に触れてきます。しまい忘れた裏窓の簾などは汚れてみすぼらしい感じになります。
この句では、夏から秋への転換期、簾をそのままにして、素顔のままで人に逢ってしまった、と詠っています。女性ならではの視点ですね。
今日は、月遅れ盆迎え火。
作者しばた・はくようじょの紹介は、2006年7月4日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・連日猛暑が続いていますね。暑中お見舞い申し上げます。
13日も広い範囲で気温が上昇し各地で35度以上の猛暑日が予想されています。こまめに水分と休憩を取り、室内では冷房を使うなどの対策を取ってください。

投稿者 m-staff : 2020年08月13日 09:48

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