[2020年08月24日]
地蔵会のすぎし風の木風の川
斎藤梅子(1929~2013)
地蔵会(じぞうえ)が秋の季語。地蔵盆、地蔵参、地蔵祭、六地蔵詣なども同意の季語です。
地蔵菩薩の縁日を地蔵会といいます。特に盛んなのは京都中心の近畿地方。町辻に立っている石地蔵に新しい着物を着させ、花や果物、団子などを供えます。祭が終わると供え物はこどもたちが貰って帰ります。これも行事の楽しみの一つです。この日を過ぎると風景は微妙に変化してきます。それは長い間の経験から肌身で感じてきたことですね。
この句では、眼前の木や川へ、そよぐ風にも秋の兆しを見て取り込んで詠っています。「風の木風の川」のリズムがいいですね。
作者さいとう・うめこの紹介は、2006年4月17日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮文庫、2005年刊)
・安倍首相は、第2次政権発足後、連続の在任期間が歴代最長となりました。今後の政治日程は、9月末に自民党役員の任期満了を迎えます。これに合わせて役員人事が行われます。また、内閣改造も行われます。臨時国会は10月以降になる模様です。11月にはアメリカの大統領選挙。年が明けると1月には通常国会、そして7月には延期された東京五輪の開幕、さてどのように政治が動くか楽しみです。
投稿者 m-staff : 2020年08月24日 09:43
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