[2020年08月26日]
生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉
夏目漱石(1867~1916)
赤蜻蛉が秋の季語。秋茜、深山茜も同意の季語です。
この蜻蛉は、芒の原を静かに飛び、コスモスの花に留まったりして、いかにも秋にふさわしい季節感をもたらしますね。今年はまだお目にかかっていません。主に秋に見られる小型の蜻蛉で、雄は赤色ですが、雌は黄褐色。種類も多く、夏茜、秋茜、深山茜、まゆ縦茜、のしめ蜻蛉などが知られています。秋茜は夏は高山にいますが、あきになり気温が低下して来ると体も赤色になり平地に戻ります。
この句の作者は、胃腸を中心に何度も死線をさまようような大きな病気に見舞われました。大病の後に見る赤蜻蛉は生きていることのうれしさを感動をもって伝えていますね。
作者なつめ・そうせきの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:「ラジオ深夜便 誕生日の花ときょうの一句」、NHKサービスセンター、2010年刊)
・台風8号は東シナ海を北上して朝鮮半島に近づいています。
韓国、北朝鮮は厳重な警戒に入っています。特に北朝鮮の「労働新聞」によると、人命被害を防ぎ、1年の農作業が無事に終えられるかが勝負と見ています。また、新型コロナウイルス対策で欠陥が見つかったとしています。
投稿者 m-staff : 2020年08月26日 09:58
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