[2020年08月27日]

小笹吹く風のほとりや男郎花

北原白秋(1885~1942)

男郎花(おとこえし)が秋の季語。
女郎花は、最近野原で少なくなってきましたが、男郎花はよく見かけますね。オミナエシ科の多年草。高さは1メートルほど。白い小さな花を傘のように集めています。女郎花に対して付いた名前で、性状は似ていますが、丈やや高く大柄で、茎や葉の毛が多く、全体にたけだけしい感じがあります。
この句の「小笹」は、丈の低い笹のことで、小笹に吹く風の辺りに男郎花がたけだけしくしっかりと咲いている、と詠っています。
作者きたはら・はくしゅうの紹介は、2012年10月30日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2004年刊)
・安倍首相は28日、官邸での記者会見で、新型コロナウイルス対応をめぐって、インフルエンザとの同時流行が懸念される医療体制の確保などを説明するほか、自らの健康状態にも言及するものと見られています。安倍政権の幕引きが絡むので説明の難しいところですね。体調不良であれば無理をせずに休んだほうが良いと思います。

投稿者 m-staff : 2020年08月27日 09:40

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