[2020年09月02日]

旅にをるおもひに折るや女郎花

森 澄雄(1919~2010)

女郎花(おみなえし)が秋の季語。をみなめし、粟花も同意の季語です。
山野に自生していて、風に揺れる様子はいかにも頼りなげなで風情がありますね。秋の七草の一つで、オミナエシ科の多年草。切り花として栽培品が広く出回っています。高さは1メートルほどで、しなやかな茎に羽状に裂けた葉が対生しています。9月ごろになると茎の上部で枝分かれして、淡い黄色の小さな合弁花を傘型に付けます。粟のご飯にたとえて、女飯から女郎花に転化したといわれています。
この句で作者は、家にいて、旅に出かけているつもりで女郎花を折ってしまった、と詠っています。
作者もり・すみおの紹介は、2005年2月22日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2008年刊)
・記録的な暑さになった8月、全国の電力使用量は冷房需要の高まりなどで、去年の同じ月を1.6%上回りました。東京電力管内では電力の供給力に対する使用量がピークの時間帯に90%以上になったのは9日。先月、都心では35度以上の猛暑日が11日間。いまだ残暑は続いていますね。

投稿者 m-staff : 2020年09月02日 09:32

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