[2020年09月08日]

好晴や壺に開いて濃竜胆

杉田久女(1890~1946)

濃竜胆(こりんどう)が秋の季語。竜胆、笹竜胆、深山竜胆、筆竜胆なども同意の季語です。
竜胆は、切り花栽培が盛んで、岩手県は有名な生産地。リンドウ科の多年草。野山に自生しています。茎は直立して高さは30~60センチほど。茎先に紫色の花を5~6個上向きに開きます。日の当たる時だけ開き、夜間や雨天、曇天には花を閉じるという性質があります。竜胆は漢名で、根をかむと非常に苦く、竜の胆のようだというのでこの名前があります。
この句の「好晴(こうせい)」は、気持ちよく晴れ渡っていることを意味します。快晴の日に、壺の濃い竜胆が気持ちよく花を開いている、と詠っています。
作者すぎた・ひさじょの紹介は、2005年1月26日を参照。
(出典:「蝸牛 新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・最新のアメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、世界の新型コロナウイルスの感染者は、2720万943人。また、亡くなった方は88万9842人に上っています。感染者、死亡者の一番多い国はアメリカ。責任はアブナイ大統領にあると思いますがいかがでしょうか。

投稿者 m-staff : 2020年09月08日 09:18

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