[2020年09月09日]
木曽谷の養生訓に菊の酒
加藤耕子
菊の酒が秋の季語。重陽、重九、菊の宴、今日の菊、菊の日なども同意の季語です。
今日は、重陽。陰暦9月9日の節句で、九の数は陽とされ、その九が重なることをめでたいとして、「重陽」とか「重九」ともいい、高い丘に登り、菊花酒を飲み、祝いました。平安時代には宮廷行事となりました。正月7日、3月3日、5月5日、7月7日とともに「五節供」といいます。
この句の「木曽谷」は、長野県の南西部、木曽川上流の渓谷を指しています。また「養生訓」とは貝原益軒が著した養生の法を通俗的に著した書物のことで健康法を説いています。作者は、何ともめでたい気持ちで菊の酒を飲んでいます。
作者かとう・こうこの紹介は、2006年7月26日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・気象庁は、今日から台風に発達する可能性が高い熱帯性低気圧について、これまで1日先までだった予報を5日先延長することになりました。これは台風になる可能性の熱帯性低気圧の進路や強さを早めに確認することで、事前の防災対策に活用してほしい、としています。
投稿者 m-staff : 2020年09月09日 09:28
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