[2020年09月11日]

野分中つかみて墓を洗ひけり

石田波郷(1913~69)

野分中が秋の季語。野分、野わけ、野分立つ、野分波、野分雲、野分跡、野分晴、夕野分なども同意の季語です。
今年も台風が次々と日本列島に押しかけてきます。昔は、台風という用語がなかったので、草木を吹き分ける秋の強風を野分といい、その風が吹くことを「野分立つ」といいました。この季語は、船乗りや漁師の観察から生まれたといわれています。今日では、台風といえば雨を伴いますが、野分は風だけですね。
この句では、野分が来ている中で墓参りをして、墓をつかんで必死で洗っている様子が伝わってきますね。ちょっぴりおかしさが表れています。
作者いしだ・はきょうの紹介は、2005年2月13日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・NTTドコモの「ドコモ口座」の失敗は、顧客を増やすための手続きを簡単にした結果が裏目となっています。失った信頼の回復に時間がかかりそうです。悪意のあるユーザーはどこにでもいます。今日は東日本大震災から9年半、暮らしの再建や原発事故の復興は依然として道半ばですね。

投稿者 m-staff : 2020年09月11日 09:36

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