[2020年09月21日]
船よせて見れば柳の散る日かな
炭 大祇(1709~71)
柳の散る日が秋の季語。柳落葉、黄柳、散る柳も同意の季語です。
今日は、敬老の日。毎年、記念日が動くのも変なものですね。9月15日の「日めくり俳句」も併せてご覧ください。
柳は、生命力が強く、芽吹きが美しいために、春の木という印象が強く感じられますが、落葉もまた風情がありますね。
細長い小さな葉は、秋の半ばごろから徐々に黄ばんできて、やがては風にほろほろと舞い散るようになります。葉が小さいために、その落葉の様子は軽やかで、またはかなく見えます。
この作者は船に乗っていて、柳の散る様子をしみじみと楽しんでいます。
作者たん・たいぎの紹介は、2007年7月8日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」、創元社、2005年刊)
・お正月恒例の「箱根駅伝」について、主催する関東学生陸上競技連盟は、来年の大会を無観客で開催することになりました。国内の駅伝大会をめぐっては、10月の「出雲全日本大学選抜駅伝」や来年1月の全国女子駅伝と全国男子笑み電が中止になるなど、新型コロナウイルスの感染の対応に迫られています。
投稿者 m-staff : 2020年09月21日 09:41
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