[2020年10月05日]

丈高きことが淋しく花紫苑

遠藤梧逸(1893~1989)

花紫苑が秋の季語。紫苑、しをに、鬼のしこ草なども同意の季語です。
この花は、もろもろの草花から抜きんでて、野紺菊に似た花を高く咲かせる秋らしい爽やかさが特徴ですね。キク科の多年草。古い名前を「しをに」といい、平安時代から栽培され、普通は庭に植えて観賞します。草の丈は2メートルを越え、茎の上方で枝を分け、その先端に直径3センチほどの淡い紫色の花をつけます。花びらの紫色と花芯の黄色の配色がきれいですね。
この句では、この花の特徴である花の高さをかえって寂しく見えると詠っています。
作者えんどう・ごいつの紹介は、2006年10月16日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
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投稿者 m-staff : 2020年10月05日 09:27

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