[2020年10月15日]

顔冷えて来たる頭上の烏瓜

岸田稚魚(1918~88)

烏瓜(からすうり)が秋の季語。玉瓜(からすうり)、玉章(たまずさ)も同意の季語です。
ウリ科の蔓性多年草で、夏にはレース状の白い花を葉腋に開き、秋になると山野の木々にからんだ蔓から、赤く熟した実を、葉が落ちた後でもぶら下げます。種は蟷螂の頭に似て
おり、また結び文の形をしているので「玉章(たまずさ)」という呼び名もあります。果肉からひびやしもやけの塗り薬や黄烏瓜の根から天花粉などを作ります。
この句では、木々にからんだ蔓からぶら下がっている赤い実の烏瓜を、顔を上げて下から見ている作者の姿が想像されます。
今日から新聞週間。
作者きしだ・ちぎょの紹介は、2005年7月1日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・フランスでは新型コロナウイルスの感染が再び広がっていること受け、およそ3か月ぶりに公衆衛生上の非常事態を宣言し、17日からパリなどの夜間の外出が禁止されます。ヨーロッパでは感染防止に歯止めをかけようとする厳しい規制を導入する動きが広まっています。イギリス、北アイルランド、オランダ、スペインなどが対策を強化していますね。

投稿者 m-staff : 2020年10月15日 09:36

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