[2020年10月16日]

鶏頭の芯までほてりゐたりけり

深見けん二

鶏頭(けいとう)が秋の季語。鶏頭花、槍鶏頭、韓藍(からあい)なども同意の季語です。
原産はインドの熱帯地方。高さは1メートル以上にもなるヒユ科の1年草。花の色や形が雄鶏の鶏冠(とさか)に似ているところからこの名前が付けられました。花の色は赤が一般的ですが、ほかに紅、黄、白などがあり、漢名の漢藍は、古く中国から染料として渡来したことによります。万葉集の時代から「からあゐの花」として親しまれていますね。花言葉は、「おしゃれ、気取り」とか。
この句では、雄鶏の鶏冠のような真っ赤な鶏頭は、花の芯まで火照っているように見える、と詠っています。
作者ふかみ・けんじの紹介は、2005年3月31日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち・大正編」、邑書林、1996年刊)
・在日アメリカ軍の駐留経費をめぐって、アブナイ大統領は日本側の負担を大幅に増やせとしています。日米両政府の外務・防衛当局の実務者による協議が始まりました。来月のアメリカ大統領選挙の結果を見据えた上で徹底的に協議してほしいと思います。コロナ禍もあり、負担を軽くするように辛抱強く交渉することを願います。

投稿者 m-staff : 2020年10月16日 09:47

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