[2020年11月03日]
どぶろくの酔ひ焼鳥ももう翔ぶころ
園田夢蒼花(1913~2001)
どぶろく(濁酒)が秋の季語。
今日は、文化の日。1946(昭和21)年に制定された新憲法は、この日を選んで発布され、戦争を放棄して平和と文化の増進することを願い、そのため、この日が文化の日となり、現在に至っています。
さて、どぶろくは、滓(かす)をこし取らないままの濁酒。昔、たいていは密造酒で、飲みすぎれば悪酔いもしました。この句では、正気を失う寸前をユーモアたっぷりにとらえています。酔眼朦朧として、焼鳥に羽がはえて飛ぶように見えたのでしょうか。
作者そのだ・むそうかは、北海道美瑛町の生まれ。昭和10年代から俳句に親しみ、同人誌を発行し、新興俳句運動の拠点としました。戦後は細谷源二に師事し、「氷原帯」の編集、「広軌」編集人など経て、北海道俳句協会の代表でもありました。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・トランプ大統領は、演説会場に両手を叩いて入場します。それは昔よく目にした、玩具の「シンバル・モンキー」にそっくりですね。愛嬌のある顔とうるさいシンバルの音が耳に残っています。大統領選挙も3日夜から投票が始まります。大統領が決まるまで多くの波乱がありそうです。
投稿者 m-staff : 2020年11月03日 09:51
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