[2020年11月06日]

冬近し厚きプラトン書の余白

有馬朗人

冬近しが秋の季語。冬隣、冬を待つなども同意の季語です。
このところ、秋も終わりに近く、冬がすぐそこにあるという感じですね。晩秋の冬の近さを表すのに、客観的にみると「冬近し」、もっと身に引き付けると「冬隣」、さらに「冬を待つ」となります。冬を待つというのは春を待つというのとは違って、期待感ではなく冬支度をしなければという気持ちを表していますね。
この句の「プラトン」は、ギリシアの哲学者、ソクラテスの弟子。
イデア論に基づいて、認識、道徳、国家、宇宙の諸問題を論じ、哲学者の任務はイデア界を認識して、現実の世界をこの理想世界に近づけることにあるとしました。そう考えるとプラトン書の厚いのはうなづけますね。冬が近くなって、厚いプラトン書の「余白」に、作者は一体何を書き込もうとしているのでしょうか。
作者ありま・あきとの紹介は、2005年1月11日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・アメリカ大統領選の開票がいまだ続いています。ほとんど互角で大接戦ですね。アブナイ大統領陣営は、集計の差し止めを求める訴えを各地で起こしています。集計の中止を訴えるグループと集計の継続を求めるグループとの対立の波紋が広がっています。

投稿者 m-staff : 2020年11月06日 09:43

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