[2020年11月19日]

烈風の地の明るしや枯芭蕉

有働 亨(1920~2010)

枯芭蕉が冬の季語。芭蕉枯る、芭蕉朽つなども同意の季語です。
芭蕉は、芽が出て、青い芭蕉の若葉、やがてそれが玉巻く芭蕉、芭蕉の花、そして枯芭蕉となります。高さが5メートルにもなるその葉が枯れ落ちた時は哀れで、みごとな青芭蕉であっただけにひとしお趣がありますね。風に破れやすい芭蕉の葉がさらに破れて、しおれて、茎の周りに垂れ下がっている様子はわびしく感じます。
この句では、冬の烈風が明るくあっけらかんと吹いて中で、枯れた芭蕉が鬱然とたたずんでいます。
作者うどう・とおるの紹介は、2006年12月28日を参照。
(出典:「蝸牛 新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・今年、一番使われた言葉は「コロナ」でしょう。社名にコロナの入っている企業は痛しかゆしでしょうね。アメリカのファイザーは、開発しているワクチンに「95%の有効性」を得たとしてFDA=アメリカ食品医薬局に対し、緊急使用許可を申請すると発表しました。審査には「数週間かかる」といわれています。一日も早く効果あるワクチンの誕生を世界は求めています。

投稿者 m-staff : 2020年11月19日 09:51

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